ミツメの2014年作。
かつての70年代フォーク・ミュージックを現代的なダブ、ニューウェーブ的なサイケデリアに包み込む独自のサウンドスケープに引き込まれる名作。
弛緩したグルーヴに緊張感のあるフレーズを差し込み、ドリーミーなメロディを緩やかに歌い上げる。
インディーシーンで異彩を放っていただけに活動休止となったのは寂しい限りだが、残している作品はどれも素晴らしい。
この曲はミツメ流ソウル・ミュージックの到達点。
禁欲的に抑制された隙間だらけのリズム・セクション、気怠く虚なボーカルライン。
昨今のJポップシーンに跋扈する過剰に詰め込まれた音楽とはまるで逆方向だけど、これもポップソングだ。