抵抗としての音楽
聴いた瞬間鳥肌がたった。20年作GEZANの5thアルバム。
こちらに直接訴えかけてくる警告文のような歌詞が、重く太いベースのリフレインの中で響いてきて、暗闇の深みの中に拡散していく。内田直之氏によるダブリミックスも素晴らしい。
この時代にここまでの鋭さを持った社会批判を盛り込んでおきながら、偏った曲という印象がないのが面白い。とてもアイコニックな曲であるため具体的内容としては何も言っていないという批判もあるだろう。しかし、「抵抗だけが存在」という歌詞に表されるように、あらゆる歪みを直視する姿勢そのものが一貫しており、うまく音楽と結びつけられているのが魅力であることは確かだ。