TM NETWORKの「HUMAN SYSTEM」はメロディの美しさが際立つミディアム・テンポの曲です。歌メロも、ピアノやギターが奏でるメロディも心に残ります。
『キーボード・ランド』1987年12月号で小室さんは「歌のうしろにいくつものメロディが独立して動いていて、それが最後に一緒に出てくる仕掛け」と解説しました。多彩なメロディが重なって層を作り、心地よい空気で僕らを包みます。
また、モーツァルトの「Sonata for Piano No. 11 K 331」が引用されています。小室さんとモーツァルトのメロディがつながり、「HUMAN SYSTEM」の音楽世界を一層豊かにしています。
theコムロ、って感じの曲だと思う。
後半に少し曲調が変わって、「教科書に落書きした少女の短い歌は、少年がカバンに詰めた夢と同じ〜」ってとこが好き。格好いい。