#RollingStone誌が選ぶ歴代最高のアルバム500選2020Ver.
267位:Minutemen『Double Nickels on the Dime』(1984)
Vo.D.ブーンがまだ生きていたら、今の時代この曲を演奏していただろうか。
決して、良い思いをしていなかったと思うな。
でも曲としては、ずっと聴き継がれる名作カントリー。
MTVとかで放送されてた『jackass』というドッキリ番組のテーマ曲でも有名。
これで1500回目の投稿だ。
SSTレーベルを代表するパンク・ユニット、ミニットメン。現在ではカルト的な扱いをされてるが、80年代USハードコアの一端を担った最重要バンドの一つと言える。
如何にも能天気な南カリフォルニア・パンクの片鱗を伺わせるポップでキャッチーなソングライティングが特徴。音楽的傾向としてはジャズ、ファンク的な要素が多分に強い。
元祖脱力系、という意味ではレッド・クレイオラなどにも通じるのだが(実際ドラマーのジョージ・ハーレーはクレイオラのドラムスを担当している)、ヨレヨレなヴォーカルといいスカスカな音作りといい、全くもって現代的。
異様に短い曲ばかり連なる所が、このバンドの奇怪さをより際立たせている。