キセルの新作。
フルアルバムとしては実に7年半ぶり。いつでも待ってくれる作品ですが、今の朗らかな晴天のうちに聴けて良かったです。
匂い立つ生活の機微が軽やかかつ表情豊かに描かれています。歌声はあくまで淡々とした柔らかな語り口な分、演奏が情景を醸し出しているのが、しみじみと良いなあと感じます。
ラスト2曲が特に素晴らしく、このタイトル曲ではヨイヨイといった掛け声や節回しが民謡チックな曲でありつつ、よれたリズムやホーンセクションは黒っぽさとお囃子が絶妙に融合していて凄い。かなりプログレッシブな曲と言ってよいです。
これに対して、ラストの"縁歌"はひたすらに良い曲で沁みます。