https://mf.awa.fm/3wXkCC7
フィッシュマンズの後釜として登場したバンドだけに世界観が佐藤伸治的ではあるのだが、最近ビミョーにダブ的音作りからサイケ〜フォーキー路線に移行してからの方が個人的には面白く感じる。
牧歌的でソフトな坂本慎太郎(?)みたいな惚けた歌詞とずれたリズムが決め手。いまではプロデュース業も手掛ける大御所となってしまったが、京都出身のバンドとしてはくるりと双璧の存在。メロウでチルな音に酔う。
日本でのフィッシュマンズフォロワーの多さにはビビるが(Ceroとか)何かリスナーの心の琴線に触れるモノがあるんでしょうかねえ? すっかり権威になってる感じがある。
でも、この曲はフィッシュマンズとは関係ないかなぁ。
自宅の音楽棚を聴き返すその10。兄弟バンドであるキセルの約20年前の作品。この頃の作品は、フォークトロニカ的なアレンジがノスタルジーを際立たせるような造りになっており、現在の音とは違う魅力があって新鮮だ。いい曲をまったり歌ってくれるのは不変。レンタル落ちのCDを買っておいてよかった。
世紀末~ゼロ年代初頭の邦楽作品を今こそ振り返ると面白いものが結構出てくる気がしている。
キセルによるはっぴいえんどのカヴァー。若干、スピリチュアル要素が入ったことでより深淵なムードを醸し出している。あの細野とタッグを組めば最強です。
辻村兄弟と細野に通底するものは「宮沢賢治コンプレックス」であり音世界で言うミクロコスモス=小宇宙を形成している…。大宇宙ではなく小宇宙という所がミソなのです。
これこそサイケ、アシッドの壁を乗り越えて辿り着いたポップスの平野。魂を浄化するためにある音楽。
キセルの中でも大好きで特別な曲。。親友と行った野音のライブで聴けたの、ほんとに嬉しかったな…またいつかきっとライブに聴きに行ける日が来るの楽しみにしています🐻