Miguelの2025年作。
前作から8年ぶりという長いブランクを経て届けられた本作は、彼の内面の混沌をそのまま曝け出したまさに“カオス”なソウル・アルバムとなった。
甘美なボーカルはこれまで通りだが、音像は過去最高にダークでエモーショナル。
サイケデリック・ソウル、トラップ、ロックなど彼を形作る要素が歪な姿で提示されている。
そんな中でハイライトはこのラスト曲。
Miguelの混沌とした音楽性にはPファンクの影響があると思うが、その総帥George Clintonを招聘。
アブストラクトなビートが鳴り響く官能的なミドル。
Prince不在の今、ファンク史を背負う覚悟を感じさせる。