最初ドラム音だけなのが潔すぎる。エレクトロ・ジャズのプレイリストから。
昨年のジャズ界隈の作品で最も面白かった作品の1つ。先日日本盤が出てたので購入。2023年が終わらない…
永遠に着地しない浮遊感のまま、メロディやコーラスや演奏はキャッチーなのが奇跡的。最後のこの曲の美しさは格別で、エモーショナルですらあって脱力してしまいます。愛の熱情と神秘性を感じさせる歌詞と独特のアンニュイさを持つメロディが、柔らかい光を伴って頭の中をいつまでも巡っているかのよう。
全編で無尽蔵にギターを弾きまくるPedro Martinsの貢献度が物凄いです。この曲のギターはオーロラみたいに色を変えていきますね。
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ドラムは打ち込みなんでしょうか人力なんでしょうか、人力ならあの人なんでしょうか。
クレジット調べれば一発なんでしょうが、なんとなく調べないでおきます。
Genevieve ArtadiというLouis Cole等と活動してたりする才女の最新作。Brainfeederの女性アーティストというと先日投稿したSalami Rose Joe Louisにも通じるが、あちらがサウンドスケープ志向を感じるのに対し、こちらはポップス志向といった具合。
現代ジャズの演奏を十全に活かしつつポップスをやるのは相当に無茶な話…と思ってましたが、ここでは余裕すら感じるレベルで成し遂げられてます。とりあえずラストのこの曲のノスタルジーすら感じる美しさに惚れました。才能が爆発してるとはこのことです。
近所のスーパーでかかっててどうした⁈って思った。
fuck the world and be real cool
昨今のコンテンポラリーR&Bやフージョン等、正確なジャンル付けが難しいアーティストの中で、人智を超えた超絶技巧のドラム(人力ドラムンベース)や、解析不能な頭脳で、ポップでユニークな楽曲を生み出す純LA産のルイスコール。
PVのぶっ飛び具合も相まって、すぐ虜になりました。
自分が歳を重ねたせいもあると思いますが、ミディアムテンポでまったりと、でも一癖あるような楽曲が、帰宅途中の車内では特に身体に染み込んできて、車窓からみる風景(田舎なので畑)がPV風に脳内変換されています。
懐かしさを感じるシンセワークと、理論を超越したスタイル最高のルイスコールでした。