Van Dyke Parksの初作(68年)。ディスクガイド"インドアポップサイクル"の起点となる作品で、幾度となく聴いているのですが、未だに「よく分からんけど凄い」という印象のままです。ずっとそう在れること、それでも聴きたくなるところが驚異的な作品です。
逆再生かと思ったらそのまま始まるこの1曲目(Randy Newman作)からして尋常ではない捩れっぷり。前半はカントリー、後半はオーケストラでメロディも全く別物なので、何故これで1つの曲なのか。ニルソンのver.の方がまだ分かりますが、本作では芳醇な音がまず聴き手の平衡感覚を狂わせます。詞を読むと少しは理解が広がるんでしょうか…
発表当時に聴いたときはピンとこなかったけれど、今になって聴き直してみると、枯れた美しさがある。紅葉した葉に覆われた山岳のように。
Rufus Wainwrightの最新作は豪華客演陣とのコラボアルバムで、ここまで豪華なメンバーが揃うのはすごい。ほぼ全曲がカバーで、タイトルのとおりアメリカンフォークを辿るコンセプトのようだ。
オリジナルアルバムでの高揚感や一種の緊張感と比べると実にリラックスして歌を楽しんでいる姿が目に浮かぶ。新曲を聴きたい気持ちはあるものの、これはこれでいい感じ。
特にVan Dyke Parksとのこの曲は、両者の相性の良さを感じさせるし、Rufusの自在な歌声が充分に堪能できて素晴らしい。
彼の曲はディズニー映画みたいに楽しい!
ヴァン・ダイク の新作はModern Recordingsから。いい仕事、癒されます。
今日もゆるくいきましょー。
さて、ある人のある曲のネタです。
さておいても、いい曲。
遊園地みたいに夢がいっぱい。