Mono Fontana
- アルゼンチンの魔術師、Mono Fontanaの98年作。 独創性という点で、本作を超える作品には会っていないかもしれません。 ジャケの通りといえばそうなんですが、彼が世界から受け取るインスピレーションが全て音として出力されているようです。その出力具合があまりに自由で躍動感に満ちているのに、それでも聴きやすいというのが驚異でしかありません。 本人のシンセに追随できるパーカッションとチェロも素晴らしすぎるサポート。 山本精一が彼とセッションするためにブエノスアイレスまで行っていますが、そのセッション音源も研ぎ澄まされていて凄いです。 寡作すぎる方ですが、いつか新作出るのでしょうか…
- #andMusic土曜の朝と日曜の夜の音楽 2016年6月19日日曜の夜(坂口修一郎) Mono Fontana『Arbol Del Silencio』
- Carlos Aguirreの11年作。私にとっては信仰の対象みたいな作品につき、逆に多くを書くことができません。 小さな音で聴けば部屋が芽吹き、大きな音で聴けばCarlosの描く川辺の自然に四次元レベルで没入できます。とりあえず冒頭のこの曲では、Mono Fontanaによる川面の光そのもののようなピアノが凄いです。
- アルゼンチンの奇才Mono Fontanaの2nd(07年作)は、何度聴いても距離感が変わらない不思議なピアノ作品。 環境音や色々な音のサンプルが背景を流れていく中、それらの音と会話するようにピアノの演奏が続けられる。そう書くとクラシカルな音を想像するが、そこには収まらない懐の深さを感じる。何というか音楽が生まれる瞬間の未分化の生々しさ(あるいは野性味)みたいなものが刻まれており、静かな曲は多いが非常にスリリングな作品だと思う。 この曲は珍しくテンション高めで、前述の生々しさが分かりやすい。
- 自宅の音楽棚を聴き返すその9。アルゼンチンの鬼才鍵盤奏者の1st。2ndの静かな作風とは異なり、終始天才的な発想力・瞬発力が爆発しまくる衝撃的な作品。これが前世紀(98年)に出たこと、トリオ体制(シンセ、チェロ、パーカッション)で産み出されたことは、にわかに信じがたい。 テレビ等の映像を無音にして、それに合わせて即興をしていたらしいということで、非常に映像喚起的。フィールドレコーディングも多々入っており、シャーマニックな場面もある。 衝撃度で言えば、方向性は違うがboredomsを聴いた時に似ているかもしれない。