80年代初期に栄華を極めたファンカーRick Jamesの1988年作。
かつては飛ぶ鳥も落とす勢いだった彼もこの頃にはPrinceにその座を明け渡し、失速している感は否めない。
当時のヒップ・ポップ、NJS流行の潮流に乗ったのか、リズム・ボックス主体の無機質でミニマルなビートを取り入れているものの、肝心なグルーヴ感が上手く機能しているとは言い難い瞬間もチラホラ。
やはり黄金期の作品には足元にも及ばない出来ながら、この曲はソリッドかつ肉感的なデジタル・ファンクとしてはかなり良いと思う。
まあ言ってしまえば同時期のCameoそのまんまな訳だけど、それはつまり格好良いということでもある。
Rick James
- 80年代初頭に覇権を握ったスーパー・ファンカーの代表作。1981年リリース時点ではPrince以上のカリスマ性を誇っていた絶頂期で、その勢いを余すところなくパッケージした熱い名盤。 下品すれすれのおバカファンクが耳を引くが、この曲はシリアスでストリート感覚に裏打ちされたクールなファンクナンバー。 自身によるベースは爬虫類のように粘着質なグルーヴを放射、Pファンクっぽいスペーシーなシンセサウンドとファンクの真髄を貫くギター、燃え盛るホーンのセクションを乗りこなすRickの猥雑でエモーショナルな歌声。 レーベルの先輩The Temptationsのコーラスも完璧にコントロールしている。
- 初期プリンスのライバルと言われた人です。 この曲は前半はギターのリフ、後半はジョージ・ベンソンみたいなギターが聞きものです。 リック・ジェームス(Rick James)の他の名曲は、私のブログで聞くことができます(下をタップ) https://otosab.com/rick-james-ranking
- 不遇の人カテゴリーに入ってるリック・ジェームス。 プリンスがミネアポリスからパンツ一丁で出てくるまで「エロいファンク」と言えば彼だったのに、ツアーの前座をプリンスにやらせてたら、自分より売れてしまったリック・ジェームス。 MCハマーの「U Can’t Touch This」でサンプリングされた「Super Freak」著作権侵害裁判に勝訴し多額の賠償金を手にしたリック・ジェームス。 これがヒップ・ホップのトラックメイカー達をビビらせ、サンプリングの可能性を潰すキッカケになったリック・ジェームス。 この曲「ふぅ⤴ふぅ⤴」の元祖だと思ってるんだけど… 30秒に無いじゃん。イントロ聞いて!
- 爽やかなキーにパンチの効いたダンサブルなビートのディスコ・クラシック‼︎P-FUNKっぽいノリで最高。 ヒット曲『メリー・ジェーン』ではマリファナを賞賛し、ラジオ局へのプロモーションの際にはDJたちにマリファナを配って回った。さらにステージでは堂々とマリファナを吸うため、コンサート会場はいつもパトカーに囲まれる。 何とも大麻尽くしな“モータウンの鬼っ子”リック・ジェイムスの逸話が茶目っ気があって好きだ。