忌野清志郎の命日。僕にとってロックスターといえば清志郎で、十代の頃はどのアルバムも繰り返し聴いていたが、ライブには行かず仕舞いだった。
高校生とはいえ買えない金額ではなかったし、友達に誘われたこともあったのに、生の清志郎を見ることに抵抗感があってノリきれなかった。不思議な感覚だけれど、その頃の僕は清志郎が現実の存在であることを確認したくなかったのだ。スターである清志郎は、映像や雑誌といった伝承の中の人であり続けていてほしいという奇妙な欲望を持っていた。
今となっては見ておけばよかったという後悔しかないし、繊細を気取っていた十代の自分を叱りつけてやりたい。