劇団ままごと『わが星』の劇伴をもとにした曲。初めて観たときすごい感動しました。
劇中も最初から最後までずっと時報の音が鳴り続けている。
時報をオマージュした楽曲
こういう「よく聴く音をミックスしてみました」みたいな曲とっても好き
昔Windowsの起動音を曲にした「Hello windows」っていう曲をよくニコニコで聴いてたのを思い出す
時報はあんなに単調なのに、どんどんメロディの展開が増えていく楽しさがある
ついでにアーティスト名も面白い
「口ロロ」と書いて「クチロロ」と読む
遊び心のある人たちだな
日常から世界、世界から未来へ。
イントロの時報音から始まり、紡がれていく音楽に乗って
君と僕の物語が紡がれ、そして空間と時間を超えて未来、人類へと続く。
その途方もない営みは、この1秒1秒の積み重ねの中にあり、
その積み重ねの儚さと美しさを感じる。
私たちの人生は積み重ねであり、それはまた音楽でもある。
午前0時。僕が住む雑居屋敷では、誰かはスマホで麻雀のゲームをしていて、誰かはコーヒー豆を挽いていて、誰かは酒を飲んでアニメを見ている。
時間と場所で世界を切り取ってみると、誰もが違う方向を向いているのに、いびつな一体感を見いだしてしまう。それぞれの視線がどこかの延長線上でつながっているような錯覚。これがこの時空間のグルーヴだと決めつけてしまうのは嘘っぽいけれど、僕らはその錯覚を信じたくて仕方がない。
"みんなみんな重なり合って
不思議な音楽が今夜も星を包む"
結局、同時代の同空間に音楽がなければ、寂しいのだ。
ところで、正式リリースおめでとう!
ちょっと感傷に浸ってポエみが深い。