ワールドスタンダード 花音 for aoba_joe

少しずつワールドスタンダードの作品を聴く。まとめて聴くのがとても勿体ない。08年の作品という情報が全く意味をなさない、昔からどこかにあったような音楽。
1つの音の響きから始まり、それが連なったり他の音と重なったりすると、何倍も豊かになる。そんな当たり前のところから音楽の魅力を伝えてくれる。音が空間を震わせて自分の耳に届くというのは、これ以上ない素敵なことのように思えてくる。
ここまで美しいと彼岸の音楽に聴こえてきても不思議ではないが、この音楽は街角の開いた窓からふと聴こえるさりげなさを獲得しているのが奇跡的ですらある。