スピッツの1998年8thアルバム。
国民的ロックバンドとしての評価を確立し、シングルを量産していたことが反映。収録曲の半数近くがシングル、カップリングで構成。
それでも聴感にトータリティが保たれているのは、デッドで潰れたプロダクションと、アルバム曲がロック色の強いアレンジで統一されているからだろう。
この辺りは元カーネーションの棚谷祐一の影響もあるのか。
アートワークの柔和でアンニュイな雰囲気とは異なる、スピッツのカタログの中でもロックテイストが強調された作品。
ラストに位置するタイトル曲は、ザラついたギターサウンドに、清廉なメロディが分かち難く結合した、アルバムの格を成す大名曲。