個人的な話で恐縮なのですが、7月ごろから鬱病を患いネットを一旦離れていました。精神が荒廃し全くやる気が出なくなり、食欲も減った。
そんな時に偶然、この折坂悠太と中納良恵のデュエット曲を聴いて少しだけ救われた気がしたんですね。生活すらままならぬ状態だった私が、音楽に救われたのはこれが初めての経験だと思う。
情景描写というか、リリックの一つ一つが胸に刺さる。
中盤、折坂によるギターとラジオ音声が絶妙な効果を発揮して極めてアシッドな味わいに。恰も劇映画を観てるような錯覚に陥る幻想的な名曲だと思う。中納さんの趣味と折坂的世界観が奇跡的にマッチしたようだ…。😭
中納良恵×折坂悠太
あの娘、あの人それぞれの目線で
丘、山脈、空、月の風景を通して相手に焦がれる。
映画のテーマか、一編の朗読劇か、
風景も気持ちの描写も良すぎて…
歌詞に感動したのは久しぶりで、理解したくて何度も音読した。