最近知り合った友人が制作に関わったアルバムで、紹介されてからというもの、生活の一部のように繰り返し聴いている。朝の目覚めに聴いても、夜の静寂に寄り添ってもいい。日々の暮らしに溶け込むようなアルバムだと思う。
中でも、特に惹かれたのはこの曲。何かが始まる前の、静かなエネルギーが内側で徐々に高まっていく様子が音に凝縮されているようだ。その力がいつ羽ばたくのかという緊張感も漂っている。いつかライブで体感してみたい。
夜、心を落ち着けて聴きたい作品。ブラックミュージック由来で、ここまで繊細に世界を織り上げる人は聴いたことがなかった。自らの声が音にしっかり芯を通しているから、繊細さは脆さにはならず、感情が伝わってしなやかに増幅され、つまるところエモい。目先の刺激的な音でないのに新鮮に感じるのは、現代においてあまりに貴重。
20201202
Missed Hitsプレイリストに入ってた曲。
おいおいSpotifyさんよ、めちゃくちゃ好みをわかってくれてるじゃねえか