エレクトロ・ミュージシャンから奇妙なソウルマンへ変貌を遂げたトリックスターJamie Lldellの2010年作。
前作『Jim』が換骨奪胎されたソウルの到達点だとすると続く本作はかなり肌感が異なるストレンジ・ファンク。
プロデュースにBeckとGrizzly BearのChris Taylorを迎えたことで、ジャンクで混沌としたサイケデリックな音像を獲得、そこにLidellらしいレフトフィールドなエレクトロと粘着質なファンクが一体化した。
この曲はドラムにあのJames Gadsonが参加。
官能的だけどどこか醒めたようなスロウ・ディスコで、蠢くムーグとタイトなドラムが中毒性の高い逸品。
Jamie Lidell
- Mocky、Gonzales、Jamie Lidellの完璧なトライアングルを象徴する今作。Jamieがディープな電子音楽家からソウルシンガーへと完全な脱皮を遂げた2008年作。 クラシカルなソウルを現代的なサウンドでアップデートし、ボーカリストとしても覚醒した今作には、レトロソウルからファンクロック、ジャジーバラッドまで多彩な楽曲が詰め込まれており、ゼロ年代ブルーアイドソウルの傑作として愛聴している。 この曲はStevie Wonderが憑依したようなファンクナンバー。 Mockyのベースを中心としたウネウネと這いずり回るグルーヴ感覚と、とびきりファンキーなハーモニカとボーカルに悶絶。
- マルチ・アーティストMockyの2006年3枚目のアルバム。アルバムによって音楽性を大きく変容させるアーティストだが、今作はエレクトロニックをベースに、クラブジャズやファンク、R&B的な傾向が強い。 やや意外なアプローチにも思えるが聴感は非常にスムースで違和感がない良盤。 盟友Jamie LidellとGonzalesを迎えたこの曲は、オールドスクール風のビートに奇妙なテクスチャを組み合わせたヒップホップ・ナンバー。 脱力したようにダウンテンポで重たく跳ねるビートの上をGonzalesのキーボードが絶妙な距離感で彩り、Lidellのひしゃげた奇妙なラップ&ボーカルがネットリと絡み合う。
- この、In A Minor Keyバージョンが良いのである。 YouTubeにはなぜか、正式版?が無いのだよな〜Spotifyさすが。 こういう原曲とメジャー・マイナー入れ替えたようなアレンジは好き。
- 60歳を超えた同僚に、 これ、今の曲なの?と聞かれた。 どう聞いても60年代の音ですよね。 いい曲でしょう。こんなのも流行るんですよ。 とドヤ顔。 元テクノとは言えなかった。 モータウンLIKEな名曲。