Gang Starr
- 良曲だらけのプリモとグールーですが、そんな中でも飛び抜けてツヨツヨな空気の漂う大名曲。 Monk HigginsのLittle green appleをほぼまんま使いのメロディとぶっといドラムが重なることで、憂鬱さを残すストリートのタフな雰囲気が出ているオケ。 その上にグールーの冷静な声と気高いリリック、スクラッチがのることで、これ以上ないくらいの「ザ・ヒップホップ」な雰囲気が演出されます。 まだまだ耳が幼く、サンプリングやそれが特に特徴となっているギャングスターの曲の良さがわからなかった10代の私にも、この曲ばかりは直感的にカッコ良さが伝わったことを覚えてます。 今聴いても鳥肌がたつ。
- DJ PremierとGuruのヒップホップ・デュオの1994年クラシック。Primoの神がかったビートメイクが大爆発した圧巻のブラックミュージック絵巻。 真っ黒に焦げついたドープなビートが何より魅力的ではあるが、Guruの煙たくルーズなラップもまた素晴らしい。 クラシック・ナンバーが息つく暇なく連射されるが、ファンク好きにはこの曲がブッ刺さるだろう。 George Clintonのサンプルソース(?)である「All Night」の強烈なドラム・ブレイクをベッタリ敷いたグルーヴィなトラックがあまりに格好良いファンキー・ヒップホップの大傑作。 妖しく揺れるエレピの蠢き方もファンキーで格別。
- 本当、この曲の入った3rdアルバムと2ndアルバムは、すんなり聴き通せてしまうという点において屈指のアルバムじゃないかと思う。こちらが構えなくても、すっと入り込んでくるというか。4枚目以降は、ちょっと構えないといけない気がするんですよ。
- まさか彼らのニューアルバムを聴くことができるなんて、誰が予想しただろう。1989年にデビューして以来、ジャズ・ヒップホップを牽引してくたGang Starr。リアルなストリート・ストーリーを激渋なヴォイスで聴かせるラッパーGuru、サンプリング・ソースを細かく切り刻んで再構築するチョップや、それらを並び替えるフリップといった手法で、トラックメイキングの可能性を広げたDJ Premierの二人が残した功績は大きい。 全曲プリモ・ビーツ! 故 Guruの遺灰を持ち込んでレコーディングしたという文字通りの"入魂作"。