賽を聴け!
SuchmosのキーボードだったTAIHEIが率いるジャズバンド、賽(SAI)の1stアルバム。とはいえ去年も2枚のミニアルバムを出していたので、実質3作目です。
前2作を無理なく統合した柔軟性の高いバンド演奏です。単純にメンバーのプレイがかっこいいし、その魅力がそのまま現れているところにSuchmosと共通する美学があるかもしれません。変に難しいことをやってない抜けの良さみたいなものを感じます。
この曲のように正統派なアコースティックジャズもあればダンサブルなクラブジャズもあり、かなり自由です。強いて言えばトランペットの艶っぽさが特に好きです。
先週、LIQUIDROOMでライブを観てきた。どの曲も最高だったし、とにかくライブが良すぎた。
特にダンサブルなハウスナンバーに揺れている時間は恍惚的だった。前にいた若い女性グループが「やばい!」「やばいやばい!」と手を取り合ってはしゃいでいた。僕も一緒に混ざって「やばいやばい!」とやりたかったが、ヒゲ面の中年男性が乱入すると別の意味でやばいやばい!となってしまうので、グッとこらえた。
少し前に軽井沢で行われたEPOCHSというイベントではYONCEの歌声を聴いた。Suchmosのその先を見ているのは何だか不思議な気がする。
中田ヤスタカのインタビュー目当てでSound & Recording読んでたら出会ったアーティスト。日常感のあるインストが好き。他の曲も聴いてみたい。
SuchmosのKey.TAIHEIのドラムレスバンド、賽。
9月リリースの新曲がやっと聴けたけど、新しさと不思議さが上手く調理されて出されたご馳走みたいだった。
音楽の表現力って底なしやなって。
あと、Suchmos以外にみんな精力的に活動していて嬉しく思う。
大変美味しゅうございました。