やはりこの男にはこういう音楽が似合う。
特大ヒット“Blurred Lines”は今後のブラックミュージックの在り方を問う問題作となったが、あのセンシュアルで軽薄なディスコポップはThickeにはやや重荷過ぎた。
これはThicke得意のスウィートソウルで、メロウでスロウなアプローチが光る極上バラード。名作であるセカンドアルバムの頃を思い出させるパーソナルなブルーアイドソウルで、ラテン風味やジャズっぽさを讃えた楽曲が並ぶアルバムのラストを見事に飾る新たな代表曲だと思う。
Pharrellとの相性の良さは間違いないし、万能型のシンガーソングライターだと思うが、こうした誠実な楽曲に魅力がある。