坂本龍一とAlva Notoの3作目(05年作)。コラボを続けることで音の対話が深化していくのが、とても面白い。もちろんそれぞれのクオリティも素晴らしい。
本作では、両者の音がついに混じり合い、ピアノの音も大胆に解体される。ピアノとノイズが、メロディやリズムや音響の役割を変幻自在に交代したり協同したりすることで、前2作より予測不能なスリリングな展開が楽しめるし、その過程を踏まえた美しい仕上がりにゾクゾクする。
"Marry Christmas Mr. Lawrence"をここまで弄り倒しても、それでもなお楽曲のもつ美しさや感情が立ち上がってくるのがすごいです。
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