Alfred Beach Sandalこと北里彰久の5作目(23年作)。本人のブログでセルフライナーノーツを読み再訪したところ、味わいが深まってとても嬉しい。
先日投稿した15年作と聴き比べると、同じ歌声の別人がいることに驚きます。以前は人の皮を被った宇宙人感があり、その謎さが魅力でもありましたが、本作では普通の人間が歌っている静かな臨場感があります。ブルース感とも言えるのでしょうか。音の洗練に唸る以上に、滲むブルースが沁みます。
タイトル"砂の時間 水の街"とは東京とそこで流れる時間を指すとのことですが、そこに生きる自分自身にフォーカスした結果、幻想的ですらある美しさに至っています。