アルメニアのジャズ・ピアニストTigran Hamasyanの2017年作。
現代ジャズを代表するトップ・ピアニストである彼がECMからNonesuchへ戻ってリリースした本作は、ピアノとボイス、シンセサイザーだけで作り上げられたミニマルな1枚。
ただ静謐、内省的かというとそうではなく、飛び抜けた表現力で壮大な世界観を作り出している。
この曲は凄まじい構成力に開いた口が塞がらない驚異的な作品。
予測不能なフレーズとハーモニーが次々と波のように押し寄せ、感動と茫然がないまぜになってしまう。
この音楽を正しく形容できる言葉を持っていないけれど、理屈や理論を超越した美しさに項垂れてしまう。