アブストラクトな独自の活動を続ける才媛が2006年にStones Throwからリリースしたファーストフル。
作詞作曲とボーカル、トラックメイクまで自身で行う極めて作家性の高い人で、ソウル、R&B、フリージャズをヒップホップ、エレクトロなど現代的な手法でコラージュした奇妙な音楽。
溢れ出る創造性をシュリンクすることなく提示した21曲47分には断片的に矢継ぎ早に楽曲が展開。禁欲的でカオティックなトラック群は虚ろな表情ながら奥底に激情を忍ばせている。
1曲を取り上げるのは無粋だが、宇宙的なサウンドスケープにアフロを取り込んだ意欲作。
溺れるような歌声にはどことなくBjorkを彷彿とさせる。