シングルCDをたまたまブックオフで発見し、即購入。配信されたからか、昔ほどは高価ではないです。本人が写るCDジャケも好きです(配信だとアナログジャケ採用)。
小沢健二屈指の名曲。この度初めて知ったのは、ギターが全て本人の演奏ということで、歌とともに想いを描く演奏をできるのは、やはり本人にしかできなかったのかもしれない。これが、8分間坦々と続くビートに乗るからこそ映えます。
このシングルが凄いのは、"美しさ"("さよならなんて云えないよ"のアコースティックアレンジver.)が収録されているところで、リアルタイム的視点なオリジナルと比べると、回顧的な雰囲気が感じられてこのver.も素晴らしい。
1997年12月10日発表、小沢健二の17thシングル「ある光」。この音源は2018年にシングルよりデジタル配信されたもの。活動休止前の最後のシングルという異名を持つこの曲はプレス数も少なく未だに入手困難。
祖父の死に際し捧げたと言うが、やはり生命の肯定や執着を強く感じてしまう。その後、彼はニューヨークへと移住するのだが…。
曲の長さも気にならない味わい深い傑作。
2021.06.15