吹奏楽でやたら取り上げられて綺麗に脱色されちゃってる曲だけれど、もともとはこういう猥雑な曲なのよね。たまに、無性に聴き返したくなる。
Gil Evans Orchestraの不協和音は時々無性に聴き返したくなる。
20世紀に書かれたクラシック曲として有名なホアキンロドリゴ作曲「アランフェス協奏曲」を収録した1960年録音作。Miles Davisがリーダーとして、盟友であるGil Evansも参加。オーケストラ編成で奏でられている。よく西部劇の劇伴で奏でられていそうな音楽といえば伝わるだろうか。元々はクラシックの曲なのだが、この作品により多くのJAZZミュージシャンが演奏するようになった。
マイルスのサポートも多くこなしたピアニストギル・エヴァンス。
個人的にケニーバレルやウェインショーターの参加しているこのアルバムが好き。現代アートみたいに混沌とした美しさ。