眼ジャケ37枚目。Juana Molinaのスタジオ盤の目下最新作(17年作)。彼女といえば、髪ジャケの21世紀No.1候補である"Segundo"(01年作)のゆるくミニマルな電子音とウィスパーボイスという作風が発明でした。本作も根本的にはそれを踏襲。
ただし、ここでは成熟した音が聴けます。生楽器も上手くミックスし、淡々としつつも表現の絵筆が格段に増えて深まった印象。それでもあくまで延長線上かと思ってたが、この曲のダークかつ緊張が張り詰めた音に打ちのめされました(他の曲でも随所でピリッとしていることには後で気付いた)。
眼ジャケのインパクトに負けない、ズブズブと攻めてくる音に天晴れです。
アルゼンチン音響派
ファナ・モリーナ
ほぼすべて、演奏、レコーディング等１人で。
完璧主義。
太陽の下でビア飲みながらだな
苗場で見たい
Juana Molina
Juana Molina（フアナ・モリーナ）は、アルゼンチンのシンガーソングライターで、フォークトロニカといった趣で、なかなか面白い音楽をやってる人。
元コメディエンヌだったという経歴もユニーク。
以前はアルゼンチン音響派とか言われてたけど、今ならどうなんだろうか？
サウンド的にはSuzanne VegaがMitchell Froomと一緒に作ってた辺りの感じを思い出した。
聴いていて自分の中でよく引っかかる何曲かのうちの一曲がこれ。
この曲のLIVEバージョンもカッコいいんだけど、とりあえずオリジナル音源の方を。
Juana Molinaの2000年作。今年“21st Anniversary Edition”としてリマスター盤がリイシューされたアルゼンチン音響派を代表する一枚。
柔らかなサウンドと不思議な浮遊感が今聴いてもとにかく心地好いです。ジャケットのデザインもその音と同じくらい秀逸。
アルゼンチン音響派と言われてた頃が懐かしい
あたたかい音色と声だけど、どこか呪術的なリズムとリフの繰り返しでクセになる。
不思議と癒されるような、でもクールな音楽。