眼ジャケ37枚目。Juana Molinaのスタジオ盤の目下最新作(17年作)。彼女といえば、髪ジャケの21世紀No.1候補である"Segundo"(01年作)のゆるくミニマルな電子音とウィスパーボイスという作風が発明でした。本作も根本的にはそれを踏襲。
ただし、ここでは成熟した音が聴けます。生楽器も上手くミックスし、淡々としつつも表現の絵筆が格段に増えて深まった印象。それでもあくまで延長線上かと思ってたが、この曲のダークかつ緊張が張り詰めた音に打ちのめされました(他の曲でも随所でピリッとしていることには後で気付いた)。
眼ジャケのインパクトに負けない、ズブズブと攻めてくる音に天晴れです。