大好きなピアノ曲の1つ。
作曲者はスクリャービン。初期と後期で作風が全くと言っていいほど変わった。きっかけは神智学への傾倒だった。神秘和音という独自の和音を用いた曲の数々は、唯一無二だろう。
その後期の作品への過渡期に作られたのがこの曲。初めて聴いたとき、まるで現世と内面世界の間で激しく揺れ動いているように思えた。衝撃だった。
あれから随分と時が経って、音楽の好みも幅広くなった。久しぶりに聴いて「この曲、投稿してない」と気づいて今に至る。
Alexander Scriabin,Vladimir Sofronitsky Prelude in B Minor, Op. 13 No. 6 (Live) for RollingStone
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なかなか寝ない子どもたちに
「お化けくるよっ!」
って言っても聞かないから、お化けが出てきそうなこの曲を流してやった。
ロシアの作曲家、スクリャービンのピアノソナタ9番「黒ミサ」。名前でもう充分だけど、曲もお化け以上の存在を呼び寄せるような内容。
スクリャービンは宗教(神智学)に傾倒し、神秘和音という独特の和音を編み出した。初期と後期でこれほど作風が変化した作曲家もめずらしいと思う。
一流のピアニストが本気で演奏する魂のこもった曲をこんな使い方して………まあいいか、効いたし。