Chooning

国府達矢

  • 10年代の日本ロックにおける最高峰のアルバムではないだろうか。 そう思えるほど、ここで鳴らされる音の純度の高さと無二の世界観に圧倒させられる。 そして、この曲は突き抜けている。 初めて聴いた時の衝撃は今も全く褪せていない。 skillkillsによる緻密かつ暴力的なグルーヴと、国府の多層的なギターが洪水のように雪崩れ込み、日本由来の土俗的な歌声が揺らぎ、リズムと一体化するカタルシスは筆舌に尽くし難い。 深く構築された残響処理も相まって、全ての音が分離して聞こえていながらも渾然一体となった“塊”として押し寄せてくる快感たるや。 アルバムはまさしく曼荼羅絵巻のような彩色に満ちた傑作。
    ymd
  • 国府達矢という人はこのアルバムが出た時に知り、しかも一聴して放置していたのですが。先日この場にて過去作をレコメンドされてたのを機に聴き直したらなんともとんでも無い内容でした。三部作的な扱いで今作は一作目。二作目まで含めて(と言うか過去作もですが)、なんとも言えない「広がり感」が出る人だなと思います。三作目は内省的なアルバムなのでまた経路が違いますが、それもまた良いのでした。サンキューchooning。
    yamada_o
  • 国府達矢の03年作。少し前からサブスク解禁されてたんですね。 "ロック転生"と掲げているのは伊達ではなく、ギターロックというには今でも新鮮な音が鳴っています。理知と激情を織り交ぜたギターが大地に根ざしたスケールを生んでます。その音の中を真正面から歌声が駆け上がっていく感覚がかっこいいし、気持ちいいです。東洋的なメロディやフレーズも全編でバチッとハマってます。最後までテンションが落ちず、ひたすら螺旋状に昇っていきます。聴いたあとには憑き物が落ちたような気分です。すごい。 折坂悠太あたりと通じるところもありますね。
    aoba_joe