蒸し暑い日の夜、仕事の帰り道の電車で聴きたくなる1曲。
歪で捻れたダブ。漂う不穏に陽気なエスニック感。こもっていて感情の読み取れない声。そんな変なパーツひとつひとつがなぜだか奇妙にピッタリとハマっていて美しい曲として成り立っているのが不思議で仕方ない。
アルバム『Wool In The Pool』はダブ、トリップポップ、ヒップホップ、ファンク、ポストパンクなどある種レフトフィールドなジャンル音楽の要素が混濁・攪拌されて生み出された類を見ない作品なのだけど、この“I've Got Soul'のヒンヤリとしていながら朧気なポジティブさが不思議な余韻を残す。名盤、名曲。
Wool & The Pants
- めっちゃ良いのでもう一回投稿しておきます。 乾いているけど殺伐という程ではなく、ムーディではないけど何かを仄めかしている…という不思議な音が鳴っています。不気味ながらもユーモアが漂っているような気もします。 個人的にはFishmansの"新しい人"という曲が思い浮かびました。 先週の「レコードの日」で、モー娘。の"ザ☆ピース"の7インチを買ったんですが、それだけだと少し恥ずかしいので、一緒に本作のCDを買いました。 CDだとショボいお土産な感じが程よく胡散臭いです。前作の写真を使い回すセンス(やる気の無さ)も好きです。
- Wool & The Pantsの新作。話題になってた前作からしれっと5年振り。きっと次も忘れた頃に出るのでしょう。 情感の抜け落ちた音とやる気の全くないボーカルが組み合わさって、得体の知れない代物になってますが、物凄く聴きやすくポップなのは何なのでしょう。
- カッコイイバンドだよな〜。 ele-kingでE王取ってて存在は知ってたけど、今年に入ってマジメに聴いてみてすぐアナログ買ってしまった。 トリップホップとかスライとか聴いてた人がやってるバンドらしい。
- 岩本の投稿から知ったWool & The Pants ストライクに好きでしばらくずっと繰り返し聴いてた。 梅雨、初夏のようなじっとりしたファンク。 気だるさとどうしようもなさがあって それを音と古松弘海の映像で作ってくるもんだから 気持ちいい 頭がとにかく気持ちいい。
- 今月のMUSIC MAGAZINE「日本音楽の新世代2020」より。岡村詩野の“シーンには居たけど、浮上してなかった、潜伏してた人たち”という言葉に反応して、松永良平はWool&The Pantsを挙げる。そして“何年も前の録音が新譜として発売される2020年”と表現する。 松永「アウトプットの方法がよりダイレクトになっていくと、ジャンクな表現が増えるだろうなって思っていたけど、10年代は意外とそうではなく“観られる”っていうことへの意識が強くなって“洗練”ってモードで発達した。それがまためぐって、いまはセンスをよくしようって気負いが溶け落ちていってる」