Chooning

Mary Lattimore

  • Julianna BarwickとMary Lattimoreというアンビエント界の天女系2大スター(?)が夢の共演。 静謐で瞑想的な音は期待通りの美しさです。 歌声より先にエコーが聴こえてくると誤解してしまう程にあまりに深い残響。輪郭がボヤける慎ましさでありながら、歌声は聴き手に真っ直ぐ届く不思議な迫力があります。 そこにハープの超然とした響きが絡むと、いよいよ非現実的な美しさに昇華されてしまって呆然とします。 非現実的ですが、甘美とかドリーミーといったものではなく、徹底的に雑味を除いて、純な響きを磨き上げたストイックさを感じます。
    aoba_joe
  • 先日出たコラボ作も良かったのですが、昨年のこちらの作品の方がやはり傑作かと思います。 音像全体をデザインする美学と細部の即興的な煌めきが心地よく両立してます。この曲は低音のギターの音を印象的に聴かせることで、天上のハープが一層映えます。 表題の"Goodbye Hotel Arkarda"とはクロアチアのホテルだそうですが、失われた物や場所を想像させることで時間的な奥行きも備わっているようです。
    aoba_joe
  • Mary Lattimoreの新作はアコーディオン奏者とのセッション作品、ということですが、アコーディオンとは思えない音も結構鳴ってます。それは置いといても今回も良いです。 前作の音を重ね合わせて作った荘厳な宇宙に比べるとかなりシンプルで、ドローン的な音にハープの音が絡みます。小さな音でも他の音に呑まれずに、凛とした音が鳴っているのが、相性のいいコラボかと思います。メロディとしても音の粒子の1つとしても扱えるところがハープの面白いところかもしれません。
    aoba_joe
  • 今年傑作を出したMary Lattimoreによる吉村弘のカバー。これは完全に私を殺しにきている素晴らしいカバーです。 あまりに深いリスペクトを感じる原作準拠な演奏で、ハープの演奏も非常に慎ましいのですが、本当に少しずつハープの残響が広がっていく展開は一時たりとも聴き逃すことはできません。落ち着く曲のはずですが、聴き入ると呼吸を忘れる恐れがあります。
    aoba_joe
  • Mary Lattimoreの新作。この作品は大きい音で聴きましょう。今までのアンビエント的な聴取とは異なる態度で聴くことで、めっちゃええやんとなりました。会心の一作です。 前作以上にスペイシーなサウンドスケープが展開されているが、多彩なゲストとのセッションが風通しの良さと流動性の高さに繋がっている。多層な音がゆとりをもって豊かに鳴っている感じがします。本人のハープはメロディや音響としての機能を自在に往き来しつつ、作品の核を成している。 一番の魅力が本人のハープなのは変わりないのですが、ハープの音をそのまま活かした以前の作品も、それはそれでとても美しいのでおすすめです。
    aoba_joe
  • ハープ奏者のMary Lattimoreの現時点での最新作(20年作)。ハープのアンビエントというだけで昇天必至だが、それに止まらず研鑽し続ける人です。心地よすぎて聴き終える前に寝てしまうのが辛いが… シンセ系とギター系のアンビエントのいずれにも親和性がありつつも、いずれとも一線を画するところが魅力的。今作はハープの音の存在感が若干低いが、その分トータルの音像のクオリティが上がっているように思う。まんまジャケット通りだが、まさに天体の音楽といえる。
    aoba_joe