目が覚めるほどに美しい作品。これ以上ないコラボレーションと言えるかもしれない。野口聡一が宇宙滞在中に書いた詩に矢野顕子が曲をつけて歌っている。
詩というよりは日記で、それ故に宇宙と対峙した一個人の純粋な思いが出ているところが素晴らしい。地上の人には想像もつかないことが宇宙ではリアルなのだと想像できる。
そして、それを音楽に昇華する歌とピアノも見事で、聴き手も宇宙を冒険するワクワク感や、宇宙の途方もない美しさを共有できるようなパフォーマンスだ。ピアノの凛とした音もよい。
子どもは夢を持てるし、大人は自然や芸術の美しさに触れられるので、万人に聴いてほしい。
宇宙飛行士の野口聡一さんが、宇宙滞在中に綴った詩に、矢野さんが曲をつけたアルバム。
すごいなぁ〜
映画を観たような後味がする。
宇宙にまつわるSFロマンの曲って好きだけど、本当に宇宙に行ってきた人の書いた詩を聴くと、違うねぇ。
旅行先で読んだ大竹英洋さんの写真集「ノースウッズ 生命を与える大地」を読んだ時が近いな。
すごいなぁ。みんなの歌とかで流して欲しいなあ。
宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙で書いた14曲の詞を、矢野顕子が作曲・弾き語りをしたユニークなコラボレーション作品。
先日、諏訪理さんと米田あゆさんがJAXAの宇宙飛行士候補に採用された。この世の中で最も難易度が高いといわれる宇宙飛行士。医者、科学者などの第一人者がさらに望んでも叶わないと言われている。そんな宇宙飛行士である野口聡一が宇宙から見た地球、月の姿、宇宙遊泳、植物の成長などを描いたヴィヴィッドな歌詞が矢野顕子の感受性豊かなセンスで弾き語りになる。
なにかと平和ではない世界だが、宇宙という視野でみてみれば、人間なんて小さいもの。だからこそ愛おしい。