フォーク系のSSW。個々の曲も良いのだが、アルバムの流れが本当に素晴らしい。アルバム前半がホーリーなクライマックスを迎えるのに対して、後半はハードかつエモーショナルなこの曲がクライマックス。ジャケットのようにモノトーンな陰影を与えるボーカルとミニマルな展開が全編を通じてかなり好き。抑えめに重ねてるコーラスも吉と出ている。
Young Jesus - Ocean (feat. Tomberlin)
ロックな一曲です。このギターフレーズの反復が印象的で好きです。ただアルバム通してジャズの要素、ポーズオブカナダやtim heckerなどのエレクトロニカ/アンビエントな音像やboniverのようなフォークからエレクトロニカな要素など様々なジャンルを横断しつつも、これほどうまく溶けあっているアルバムはない気がする。
ビックシーフやフィービーブリジャーズ好きな人にもオススメです。
どこか私小説的なところも良くて、本当にこのアルバムは凄く好きです。
フォーク/ロック。これは素晴らしいアルバム。今年のベストアルバムの一枚である事は間違いないです。
楽器の演奏、コーラス、アンビエント/ドローンの音がとてもうまく溶けあっていて、完璧な旋律でありながらもどこか未完成というか、その旋律に潜り込めるような隙間があって、余韻に浸れてそこがとても美しい。
ナチュラルな曲のようでいてかなり音楽理論に基づいて作られているなと思います。そこも凄い。間違いなく2020年からこれから20年の間で、音楽シーンに重要な一枚になると思います。
wet legs同様、年末までにかなり評判になってると思う。