tsukiyo_matori
つきよ
フクロウ大好き主婦。【好きなもの】ZABADAK/谷山浩子/新居昭乃/平沢進/hatao&nami/Shanachie/sasakure.UK/Mili/黒木渚/鬼束ちひろ/椎名林檎/Cocco
2歳の息子のお気に入り。
童謡「きらきら星」を耳にすることが多い2歳児息子は、クラシックの有名曲集を流していると、この曲知ってる!と嬉しくなるらしい。
やんやん!やんやーん!と息子語で何か主張しながらスピーカーを指差してお尻を振って踊る。
秋になるとクラシックを聴きたくなる。
入浴時には浴室で音楽を流すのだが、先月からクラシックばかり聴いている。
いろいろ聴いてると、優美でキャッチーな曲だ!と私の耳が反応する曲が大体モーツァルトだと気付いてくる。
素人なりに耳から分からされている。
モーツァルト、やっぱり天才なんだな。
この曲を聴いていると、稲葉浩志さんは本当に歌が上手くて驚くね。
という会話を夫婦でよくする。
そしてこの曲を聴くと、今の部屋に住み始めてからの思い出も蘇る。
私にとって家事は面倒なこと。
それを楽しく乗り切る為にB'zを流して歌いながら家事をすることも少なくない。
数曲歌いながらテンションが上がった。
そして「Liar! Liar!」を熱唱しているタイミングで隣の部屋の入居者が挨拶に来てくれた。
ヘドバンする勢いでサビを歌っていた時だった。
恥ずかしいとかいう次元を超えている。
人間忘れたいことほど忘れられない。
「Liar! Liar!」歌って憂さ晴らしするしかない。
月並みかもしれないが、大好きなテノール歌手の大好きな曲。
説明不要のプッチーニの名曲「誰も寝てはならぬ」。
オペラに興味を惹かれ始め、有名曲を片っ端から聴いてこの曲が特に好きだと思った。
盛り上がりが分かりやすく、伸びやかで迫力のある高音に圧倒される。
中でもパヴァロッティの歌声は迫力とともに深みを感じる。
私に音楽の素養はない。
世界三大テノールという言葉すら最近知った。
そんな素人がこの曲を様々な歌手が歌うのをひたすら聴き比べ、思わず歌手名を確認して「この人が好き!」と思ったのがパヴァロッティ。
世界三大テノールに数えられる歌声は無知をぶち抜く力がある。
私が人生で最初に歌声のファンになった歌手は大黒摩季さんだ。
当時はアニメ『SLAM DUNK』の曲を歌っていたり、人気がノリにノッていた時期だったと思う。
今でも大黒摩季さんの問答無用でパワーがある歌声を聴くととても元気になる。
パワーヴォーカルのイメージが強い大黒摩季さんだが、しっとりしたナンバーも情感たっぷりに歌い上げる人なのだと知った。
「The Rose」が聴きたくなってSpotifyで曲名検索したら大黒摩季さん版カバーを発見。
メッセージ性の強い美しい歌詞を伝える説得力のある大人の歌声にうっとりした。
やっぱり大黒摩季さんは歌が上手いな。大好き。
思春期でこの曲に出会った。
落雷をような衝撃を受けた。
そんな体験をした元女子学生は私だけではあるまい。
約束は 要らないわ
果たされないことなど大嫌いなの
この歌い出しに憧れてその後の人生を生きたのは私だけではない筈だ。
シングル盤のジャケットも良い。
この曲で私は何度でも青春へ回帰する。
格好良い女性像と言われると取り敢えず椎名林檎をBGMに人物像を思い描く。
椎名林檎の音楽も時代とともに進化している。
長く彼女のファンをやっているとこの頃の曲は寧ろ青々しく感じるが、一番「尖っている」と感じるのは私の青春と被るこの頃なのだ。
今日は私の誕生日。
一番好きなこの曲を聴きます。
辞書の「電波ソング」の項目に載せるべきだ。
説明文の最後にこの曲が聴けるQRコードを付けると良い。
2010年前後は電波ソング最盛期であったと記憶している。
ニコニコ動画ブームも相まってオタクの間では様々な電波ソングが流行した。
私はそのブームの中で出会った電波ソングではこの歌が一番好きだ。
カラオケで何度も踊りながら歌ったこともあり、思い入れが深いのだ。
畑亜希さんの歌詞も凄い。ただアカンことだけしか分からないがクセになる。
「君が空だった」「God knows...」みたいな歌詞を書く手でこの曲の歌詞を書いていると思うと、なるほど天才だと思うのだ。
私はこなた推しです。
この歌声がいつでも00年代サブカルの空気に連れ戻してくれる。
私の青春の在り処はそこだ。
See-Sawを復活させてくれた。
その恩を返す為に、周りのSEED嫌いなガンダムオタクの反対を無視してSEEDとSEED DESTINYを全部観た。
無事に劇場版まで完走した。
面白かった。
梶浦由記さんのアニメタイアップ曲はそんじょそこらのオタクより作品の解像度が高く、聴く度に感動する。
「去り際のロマンティクス」もSEEDファンのストライクゾーンど真ん中に外さず直球を投げ込んでくださった。
曲単体でも美しいけれど、SEEDシリーズの内容を知ってから聴くとより一層輝く良い曲だなあ。
クーフーリン召喚ソング。
と、ケルト神話ファン友達とともに勝手に呼ばせていただいている。
別のZABADAKファンはウルトラマン召喚ソングと呼んでいた。
人によってこの曲で呼び出す「光の人」は異なるらしい。
私がこの曲を初めて聴いたのはハイテンポなライヴ版だった。
その為原曲に出会った時はスローで、ライヴ版ZABADAK特有の力強いエネルギーがこちらは抑えめだと物足りなさを感じていた。
聴き慣れると原曲の方は落ち着いて聴ける分癒しになる。
ラスサビの女性コーラスが吉良さんヴォーカルの下から表にせり上がってくるところが雲間から差す光のようで、聴く度に開放感を感じる。
台風がくると聞いたら、私はT.M.RevolutionよりもCoccoのこの曲を聴くのだ。
雲は まるで
燃えるような ムラサキ
嵐が来るよ
決して台風に居住地が吹き飛ばされて焼け野が原になって欲しいという気持ちはない。
被害が出ないことを祈りつつ、この曲の影響で嵐がくる前の空の色など気にしたりするのだ。
私がCoccoを好きになったのは20年ほど前のことだが、最近の新譜を聴いても歌声が全く衰えておらず、ファンとして誇らしい。
ライヴ版音源も歌声の野性味が増して聴き応えがあって、やっぱりCoccoが好きだなあ。
曲名の詩的センスが素晴らしい。
そして前奏が始まった瞬間、この曲にはこの曲名以外あり得ないこと知る。
谷山浩子さんの作詞の才能は今更語るまでもない。
数多ある名曲の中で、曲名で推すなら私はこの曲だ。
澄んだ水面のさざ波を感じるような透明感。
そこに差し込む日差しのきらめきのような爽やかさ。
音楽と歌詞から自然と心に湧き上がる情景がただただ心地よい。
浩子さんらしい、みずみずしい感性が光る言葉選びで綴られる物語が眩しく、ノルタルジックな気持ちになる。
ここ数年の夏は暑過ぎる。
なかなか下がらない気温に憂鬱になる時、夏ならではの美しさに浸りつつ、涼やかな気持ちになれるこの曲を聴きたくなるのだ。
美しい、そして歌詞の意味が分からずとも胸が詰まって泣きたくなる。
名曲揃いの攻殻機動隊サウンドトラックの中でも一二を争うほど好きな曲だ。
高校時代に受験勉強中によくこのサウンドトラックをBGMにして、この曲が流れ出すとノートに涙を零していた。
アニメ本編では謎多き主人公 草薙素子の過去が語られるシーンのBGMとして使用されている。
そのエピソードもシリーズ屈指の名エピソード。
素子の声優 田中敦子さんは私の一番好きな女性声優だ。
長きに渡る旅を終えられたとのことだが、彼女の声はこの先もずっと私の憧れの結晶そのもの。
大好きなMiliの中国語歌詞の歌。
聴いていると自我が心の深淵に沈んでいきそう。
そこが非常に私好み。
Miliのヴォーカル キャシー・ウェイは中国系カナダ人で、多国語を操る才女である。
私は最初にMiliの曲を聴いた時にこの歌声に抗い難い引力を感じて一気に好きになった。
「中国系歌手ならフェイ・ウォンも好きだなあ」と思いながら、今日は1日C-POPを聴いて過ごした。
そして気付いた。
私は中国系、台湾系の女性ヴォーカルの声がもろ好みなのだ。
キャシーの歌声の地上からちょっと足が浮いているような現実感のない美しさ、いつ聴いても良いなあ。
中国大河ドラマ『蘭陵王』OP。
中国の伝説を元にした雅楽『蘭陵王』の正式名称が「蘭陵王入陣曲」なので、ドラマのOPにこれ以上なく相応しい曲と言える。
勇ましく疾走感のある曲調が格好良いし、キャッチーなメロディがクセになる。
ドラマはEDの作曲を担当しているピアニストが好きで観始めたが、OPのこの曲が非常に魅力的ですぐに好きになった。
中国語は分からないが、歌詞の漢字のふわっとした印象と綺麗に韻を踏んでいて美しい響きになっていることは分かる。
歌っているのは台湾のバンド。
歌詞には台湾情勢を背景とした政治的意味合いも込められている。
そんな曲が大ヒットする台湾社会、私は素敵だと思う。
親友の影響でGacktの曲はたまに聴く。
中でもこの曲は親友とカラオケでよく歌った。
それも日本語版ではなく北京語版を。
この曲は9.11の同時多発テロを受けて、様々な境遇に置かれた世界中の人に届くようにと作られた背景がある。
その為、様々な言語で歌唱された多数のバージョンがある。
北京語版もそのひとつ。
Gacktと親交のある台湾系アメリカ人歌手 王力宏が作詞を手掛けた。
デュエットする王力宏の歌声もGacktに劣らず非常に美しい。
私は王力宏の歌声のファンであり、北京語版音源を真似して歌っていたら覚えてしまった。
私が唯一歌える中国語の歌だが、Spotifyには北京音源はない。
ZABADAKの曲はライヴで真価を発揮すると思っている。
「遠い音楽」もこのライヴ版は原曲版と違った魅力を見せてくれる。
シンプルなアコースティック・サウンドが歌詞の内容がマッチして、上野洋子さんの透き通るような歌声をより一層歌姫然と感じられるよう引き立てている。
ところで、私は浴室のスピーカーでこの歌を息子と聴くことが多い。
息子は今2歳。
歌も少し覚えてくれたらしく、この歌の終盤のサビの「バイオスフェア」という歌詞に合わせて
はいよー
はいよーー
と一緒に歌ってくれるようになった。
可愛い。とても。
アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』主題歌。
原作は岩井俊二監督の同名実写映画。
岩井俊二も米津玄師もDaokoも好きな私にとっては夢のコラボ作品。
になる筈だった。
何故この物語の登場人物たちの年齢を小学生から中学生に変更してしまったのか?
「夏休みに打ち上げ花火を下や横から見たらどんな形になるか確かめる冒険をする」
なんてどう考えても小学生たちの話だから輝くのではないか。
ヒロイン役奥菜恵の、成長期特有の透明感と危うさもアニメ版では伝わらない。
なんて不満が吹き出したアニメ版だったが、主題歌は作品の雰囲気とテーマを上手く内包しており、間違いなく名曲。
18年の時を経て、TVアニメ『ゼーガペイン』の新作映画が公開された2024年夏である。
ここ数年は暗いニュースが多いが、大好きな『ゼーガペイン』の新作がつくられ、主題歌の新録版が出た。
そんな未来まで生きて辿り着けたことは私にとって間違いなく幸せ。
原曲版も素晴らしいが、新録版も最高だ。
前奏の心地良い涼やかさ、透明感。
記憶の中の『ゼーガペイン』の雰囲気に一気に引き戻される。
ふわっと温かな空気の中に歪むような痛みを内包した繊細さが『ゼーガペイン』の魅力。
そんなロボットアニメの主題歌は新居昭乃さんの音楽こそが相応しい。
音楽の教養なき私が「ジグ」という言葉を知った曲。
この曲で私が一番好きなところは間奏のジグだ。
ZABADAKの曲をカラオケで歌うと、最高にかっこいいフィドルによるアイリッシュ・ジグがやたら弱々しくアレンジされており、耳を塞ぎたくなる。
この間奏のクールさを布教したいが為にこの曲を歌っているのになんということをしてくれたのだと、カラオケマイクを持ったまま友人一同の前で怒りの演説をしたこともある。
それほど熱い思いを燃やすくらいには、私はこの曲の間奏が好きだ。
chooningの試聴の尺ではジグまで辿り着かないなあ……Spotifyでフル尺を聴いてくださいお願いします。
10年ほど前、私はケルト音楽ファンになり、ティン・ホイッスルをひとりで練習し始めた。
ケルト音楽を好きになった経緯には、民族音楽調J-POPのパイオニアであるZABADAKも関わっている。
よって私が「砂の扉」前奏のティン・ホイッスルパートを真似して吹き出したのは自然な流れであった。
採譜、練習の過程をSNSにひとり言で垂れ流していた私は、なんと作曲者の吉良知彦さんご本人からリプライでコメントと楽曲制作裏話を語っていただく僥倖に巡り会った。
吉良さんが突如亡くなってもう8年になる。
この曲を聴くと、今でも在りし日の吉良さんとコミュニケーションできた幸せな気持ちを思い出すのだ。
先日SpotifyでZABADAKの過去の楽曲が追加で配信された。
名盤と名高い『桜』の配信も嬉しいが、私はなんといってもライヴ音源の配信が一番ありがたいと思っている。
大学時代に出会ったZABADAKのライヴ音源は、当時音楽のライヴ未経験であった私のライヴに対する概念を塗り替えた。
今でもZABADAKはライヴがCD音源を遥かに凌駕するアーティストだと思っている。
ZABADAKの楽曲はCD音源も素晴らしいが、民族音楽調の楽曲の数々はライヴならではの野性味が魅力を増大させる。
一度ライヴ版を聴くとそちらばかり聴きたくなってしまう魔力があるのだ。
ZABADAKは私の音楽の趣味の根幹を形成したアーティスト。
昔から好きだ。
この歌もずっと前から知っているが、最近特によく聴いている。
山崎豊子の傑作小説『大地の子』を読み始め、この歌を今こそ聴かねばならないという気持ちになったからだ。
北京語で歌われるこの歌は中国残留邦人の孤児をテーマとしている。
何も知らずに聴いていたら切ないラブソングに聴こえることもあるのだろうか。
『大地の子』に描かれる生々しい中国残留孤児の現実を思いながらこの歌を聴くと、悠大なメロディに乗って歌われる血を吐くような悲しさに胸が締め付けられる。
アジアの歌姫フェイ・ウォンに提供した曲の、カジヒデキによるセルフカバー版。
ドラマ『ウソコイ』の主題歌。
フェイ・ウォンといえばファイナルファンタジーⅧのテーマ曲「Eyes On Me」を歌った人。
当時私もFF8のCMでフェイ・ウォンを知ったのだが、私は彼女が日本の作品で歌った曲の中では、この曲も負けず劣らず好き。
フェイ・ウォン版はもっとスローテンポなアレンジだった。
Spotifyではフェイ・ウォン版は配信されていない。
しかし、ややアップテンポなカジヒデキ版も良い。
ふた昔ほど前の曲だが、今聴いても優しい気持ちになれる名曲。
ハロウィン!ハロウィン!
お世話になっている洋菓子屋さんに息子のおやつを買いに行ったら流れていた。
メジャーデビューあたりから応援しているSound Horizonファンだが、オタクショップ以外でリンホラではなくサンホラを聴くことになるとは思っていなかったのでびっくりした。
嬉しさのあまりにここに投稿してしまった。
年齢を重ねて育児をする身になったので、このミニアルバムの歌が発売当時よりも心に刺さるようになった。
全ての子どもたちにとって今夜が楽しい夜になりますように。
我が家の息子もこの歌よろしく、かぼちゃのお化けの仮装をしています。
聴くと元気が出る氣志團。
カラオケで歌っても楽しい。
「鉄のハート」は特に歌っていて楽しい。
私は学生時代に一度も校則を破ったことがないタイプの人間だ。不良文化には縁遠い位置にいる。
にも関わらず、分かりやすいストーリーと歌詞に臨場感を与えるヤンキームード全開の綾小路さんの歌唱を聴いているだけで、存在しない筈のワルな青春時代の感傷が自分の中にも満ちてくる。
カラオケで歌うと同席した野郎どもにもコールを頼みたくなるが、悲しきかな、私には氣志團を聴いている友達がいない。
誰か私と一緒にOSSA!!って叫んで欲しい。
富野監督×ロボットアニメ×菅野よう子でもう1曲。
母親になったタイミングで『ブレンパワード』を観られたのは、私のアニメオタク人生の中でも得難い財産だと思っている。狙ってこのアニメを観ようとした訳ではないけれど。
女性性にフォーカスしたロボットアニメだけあって、OPは女性の裸体乱舞、EDは花の写真を不気味なまでに妖しく写した印象的な映像。歌の歌詞も恋愛の「性」の部分に拘って書かれている。
願わくば、このアニメの内容とOP・EDに理解を示せる人とだけオタク友達になりたい。
KOKIAさんは息子と一緒に観ている乳幼児向けアニメ『シナぷしゅ』でも歌っておられたのでびっくりしました。
最近∀ガンダムを全話観た。最高だった。美しいガンダムだった。平成ガンダムシリーズでは間違いなく一番好きな作品。
子どもの頃はOPが独特の雰囲気で苦手だと思っていたが、今となってはガンダムのOP曲の中でも屈指の推し。
冒頭のホーミー、妖しげな女性のコーラス、唸る尺八、物々しい雰囲気を引き締めるタイトルコール ターネィガンダァム!!(音源にはタイトルコールなし)
月と地球の物語として完璧な音楽。
そして「時が未来に進むと決めたんだ」という、∀ガンダムの物語を始めるのに完璧な歌い出し。
西城秀樹さん、改めてお歌が上手いー!
聴く人間が年齢を重ねる毎に泣かせる力が強まっていく曲。
特に親になった今聴くと本当にきつい。
それは年齢と経験を重ねれば重ねるほど
「大人なんて、なってしまえばただの子どもの成体に過ぎない」
「親なんて、なってしまえば『子どもを一番大切にしなければ』と思いつつ我欲を捨てきれない、相変わらずの自分自身」
であることを思い知るからだ。
最愛の女性が命を捨てる覚悟を決めて産んだ子どもを、父である男性は愛せなかった。
しかし父としての自覚があるから子どもに対して罪悪感も責任感もある。
そういうこともきっとあるのだ。
今は本当に良く分かる。
ピンク・レディーというアイドルが「非現実的なキャラクターや世界観」をコンセプトとした漫画チックなアイドルとして売られたことで、作詞家は「こんな女がいるかと言われても、マンガだからと言えば黙らせられる」と言いつつ、差別意識が強かった時代に自身の主義主張を書いてたという話。
それを踏まえるとこの歌詞も非常に良い。
ピンク・レディーは色っぽい衣装で踊りながら可愛らしいアイドルソングとしてこの歌を歌う。
しかし歌詞の内容は男相手にガチンコの勝負を挑み勝ちに行く女の歌で、当時女性が様々なエンタメで武器にしていたお色気は「しばらくお色気さようなら」と、戦う女自ら捨て去っている。
今更だが良い歌だ。
まさかピンク・レディーの歌詞に深く感動する日がくるとは。
ピンク・レディーは私にとっては「昔のアイドル」というイメージしかなかった。
しかし最近昭和のエンタメを分析した本を読み、ピンク・レディーというアーティストが「漫画のように非現実的なキャラクターと世界観」をコンセプトとしたアイドルとして売られ、彼女たちの歌を手掛けた作詞家は「こんな女がいるか、と言われても、マンガだからね、と言えば黙らせられる」と言いながら、差別意識が今より強かった当時において独立した女性像やマイノリティのことを歌詞に盛り込んでいたのだと知った。
この曲もよく聴いたらマイノリティに寄り添った歌詞になっている。
息子が産まれた瞬間、分娩室で流れていた曲。
元々は優しいオルゴールの曲を流していただいていたけれど、陣痛が3日続いても産まれる気がないまま、息子は私の腹の中で元気に泳いでいた。
病院側が用意している分娩用BGMもいい加減底をついてきた時、気分転換にとB'zを流していたら待望の息子誕生の瞬間が訪れた。
妊娠中もB'zを流すと胎動が激しくなっていた息子、この手の音楽が好きなのかもしれない。
今日は息子の1歳の誕生日。
ハッピバースデー、息子。