NJSシーンで活躍し、90年代以降は蕩けるようなスロウR&Bで一世を風靡した大御所シンガーの2008年作。
長いキャリアの割にはマイペースに活動しているけれど、それも本人の高い美意識ゆえなのだろう、本盤も斬新さやエポックメイキングなことは何一つしていないけれど極めて上質なR&Bの数々にウットリ。
2010年代以降はこうしたスタイルのシンガーはほぼ淘汰されてしまった気もするけれど、時々無性に恋しくなりますね。
捨て曲無しでどれをピックしても良かったけど、最近通しで聴いた時のベストはこの曲。
簡素ながら確実に弱いツボを突くようなトラックに乗せ、独特のネットリ哀愁歌唱が鼓膜に絡みつく極上スロウ。