Carnationの新作。何度聴いても手元をするりと逃げていくような作品で、未だに掴み切れなません。
近年の彼らは軽めの作品と重い作品が交互に出る感じで、今作は前者かと思います。目新しさがあるわけではないですが、自己に向き合いながら今フレッシュに出せる音を間違いなく出しています。安易には老成しないという意志が感じられます。
実質タイトルトラックであるこの曲は、メロディとリズムの付かず離れずな具合と曲展開が不思議な浮遊感を生んでいて面白いです。確かに回転木馬に乗っている感覚かもしれません。
40周年記念本を予約しました。今から届くのが楽しみで仕方ないです。