ワンフレーズ目「暮れる」の歌い出しが暗く、青みがかった物寂しい感じがするけれど、そのまま暗くなるのかと思いきや、次のフレーズ「変わる」で、歌がワントーン明るくなる。ここでぎゅっとひっぱられて、そのまま「全部」「乗せて」「風」「流れ」のアクセントを受け取り、流れにのった低いベースの音が、メロディ全体をまた底上げする。その後もアコースティックギターの音やコーラスが重なって曲が盛り上がっていくのは、風が、風下から風上へと吹き上げるような感じだ。温風という感じはしない。湿気も感じない。ちょうど秋から冬になりかかる乾いた風で、首元から服のすき間に入り込む冷たい西風だ。風はどこから吹き、どこへ行くのか。
日が暮れた日産スタジアムで風に吹かれながらこの曲聞けてすごく気持ち良かった
🍃新アルバム発売&発売日決定!!!!
興奮が止まらない!!!!
今年一番ハマった藤井君。
ラジオで何なんとか聴いたときはピンと来なかったんだけど、spotifyでアルバム通して聴いてから半年くらい藤井君漬けになる羽目になった。
何曲か聴いてて、何で彼にはあってオレにはこういう才能無いんだろう?と悔しくなってしまった。音楽に愛し愛されホントに羨ましい。
この曲はアルバムの中でも涙腺崩壊しそうになった一曲。
40代。仕事も家庭も子育ても最前線にいるのに、何処か孤独とか手応えのなさを感じている心のスキマに風を吹き込まれて掻き乱された。
運転中に泣かせないで下さい。
【勝手なイメージ】
両片想いの2人が、言いたいことも言えずに、入る店もなく、その日のバイバイをする勇気もなく、あてもなく、2駅(東京都心基準)くらい、おしゃべりを交わしながら、そぞろ歩いているイメージの歌。
導いて 連れていって は相手に言っているのではなく、風に言っている。それは運命よ、神様よ、って感じかな。。
(会社帰りの夜にひとりで神保町〜春日の白山通りを歩きながらの思いつき)