Oren Ambarchi IV for aoba_joe

Oren Ambarchiの22年作。これは大傑作なので、皆様に聴いてほしいです。
ミニマルテクノを人力化し、各々のプレイヤーの即興も自然に組み込むという、できそうでできないことを平然とやってます。

4部構成で、エレキギター2本による幾何学的なフレーズが絡む1曲目、ドラムが合流し断片的なイメージが現れては消える2曲目、思索的なピアノが美しい3曲目、12弦ギターが縦横無尽に宇宙を織りなす4曲目、と表情を変えながら静かに疾走し続けています。
清流の如きドラムの永続的グルーヴと、極端に音数と音程を制限することで全体をクールに抑制するベースが最高にかっこいいです。ECMっぽい硬質さも好きです。