今さらやけどCHANELの2021ssのオープニング。
良かったなぁ。
魔法のような曲で、定期的に聴いてしまう。PVも観てしまう。ヴァネッサパラディの幼い顔と吐息まじりのセクシーな歌声がアンバランスで、なんか頭がクラクラしてくる。胸もドキドキしてくる。2つのメロディーが何度も繰り返されるような構成なのに、アレンジの妙で全く飽きさせない。レニー・クラヴィッツのプロデュースかなんかだった気がする。
映画って、監督はこの主演女優が好きなんだろうなとすぐわかる作品が結構あるけれど、音楽もたまにある。
恋って相手のために少しでもよい自分であろうとすることだと平野啓一郎が書いていたけど、このアルバムを作ったときのヴァネッサパラディもレニークラヴィッツもきっとそうだったんだろう。
二人の魅力が輝いているもの。
前奏からしてすでにお洒落な雰囲気が立ちのぼり、当時19歳のヴァネッサ・パラディのコケティッシュなボーカルがポップなメロディを紡ぎだす頃には映画アメリのようなカラフルな世界が広がっていく。レニー・クラヴィッツによるレトロなドラムも心地よく、最初から最後までずっとサビみたいな多幸感のある素晴らしい曲。