恥ずかしながら初めて聴いたのだが、まずアルバムタイトル「My Back Was a Bridge For You To Cross」(私の背中はあなたが渡るための橋)というタイトルの比喩表現があまりに美しく心惹かれる。わかりやすい盛り上がりどころがあるっていう音楽とは違うけれども、なんか日常に違和感なく入り込んでくる自然な感触がありつつ、内なる心の高ぶりみたいなものが感じ取れる。こういう音楽が大事だと思う。ギターの音がめっちゃよく、まだまだ聴き込みたい。
ANOHNI AND THE JOHNSONの6枚目のアルバム。今作の制作に当たってMarvin Gaye『What's Going On』のことをよく考えていたというANOHNI。
プロデューサーにJames Blunt、Amy Winehouse、Duffの大御所Jimmy Hogarthを迎える意欲作となった。
2023年に生まれたアーバンソウルの傑作と言っても過言ではないかもしれない。壊滅的な状況に陥りつつある現在、それでもまだ、私たちの考え方、精神性、社会構造、自然との関係を変えられるかもしれないというテーマを取り上げている。おすすめは「It Must Change」。