2分55秒間、この洗錬されて多才な猛者たちは偽りのないインストでマスタークラスものを提供している。
3音リフやキーチェンジがふんだんに盛り込まれたこの曲は、難なく洗練されており、全くもって抗しがたい魅力を持っている。
曲のタイトルをめぐってグループ内で揉め、誰が提案したのか今だにはっきりしないが、『Green Onions』は引っかかるものがある。
どうやら、玉ねぎは臭いけどファンキーだという総意があり、出来上がった曲とアルバムは、ファンキーだが、決して臭くはなかった。
朝はゆっくりしながら支度したいので、こういうスローテンポを好む。
だが休みたくなるのが難点、、、。
みどりの日ということで。ブッカーT&M.G’sによるファンキーなグルーヴがチョ〜格好良い曲である。
たしか映画『アメリカン・グラフィティ』でも効果的に使われてたような。泥臭いビート、弾けるダンス、まさしく生粋のブラックミュージックと呼ぶに相応しい名曲だ。
全体的にネバネバしたギターリフが印象的な、当時らしい音作り。モータウンやフィリーのような洗練度には程遠いが、こういうイナタイリズム感も捨てがたい。ジャズ・ファンク好きは絶対必聴。