本秀康のアートワークも素敵な前野健太のセカンドアルバム(2009年)。
2010年以降はJim O'Rourkeがプロデュースに関わったり、石橋英子がバンドに参加したり、その筋で評価を確たるものにしたマエケンだけど、今作は1人孤独に宅録されたインディペンデントでアナクロなフォークソング集。
ただ、宅録ゆえの装飾が一切ないことで、センチメンタルで人間臭いダサさ(叙情性とも言い換えられる)が剥き出しになっていて、歌の力に感動させられる。
この曲はあまりにも美しいメロディに過剰過ぎるほど女々しい男心を切々と歌い上げる大名曲。
終盤の荒々しい演奏には感情の高鳴りを重ねているようで泣けます。