なんでもないよ、-メジャー4th single(2021)
マカロニえんぴつ
MVには柄本時生さんが出演。宇宙飛行士の役。最後のセリフも良い。
「きみがくれたのは愛や幸せじゃない
とびっきりの普通と そこに似合う笑顔だ
僕でよかったかい?こんな僕でよかったのかい?
なんて訊いたりしないよ、だって君がよかったんだ」
「会いたいとかね、そばに居たいとかね、守りたいとか
そんなんじゃなくて ただ僕より先に死なないでほしい」
「君の本気で怒った顔も呑気に眠る顔も
きっとこの先いちばん映していくこの目
君の大きい笑い声をきっと誰よりも
たくさんきけるのは僕のこの耳」
「君といるときの僕が好きだ」
アイビー_2022夏ライブ
これは急遽代役出演することになったバンド!
代役のくせして楽譜めちゃ変えちゃって申し訳ない、勝手に自分の字ハモ増やしました
でもあまりにもあまりにも健介と相性が良くて!?
もっと一緒に歌いたかったな
数ある月並みな表現に「そんなんじゃなくて」といいつつ、その威を借るようにして、言葉にできないもどかしさを表現する上手さに驚いた。
冒頭では自信なさげな主人公だが、相手を尊重するようでいて、結局自分の気持ちを第一に優先して「君がいい」と主張する部分には男らしい強引さが表れていて萌える。(筆者男性)
サビへの盛り上げとかね、サビの拍の管理からくるテンポのよさとかね、緩急とか
そんなんじゃなくて
何が言いたかったっけ
なんでもないよ、
体は関係ないほどの心の関係
言葉が邪魔になるほどの心の関係
だって君がよかったんだ
ってもう
いちいちきゅんきゅんする♡
↑
あ、表現古くてごめんなさい笑
主観的なラブソングとしてこれ以上のものは無いと思う。
好きだから幸せにしたいとか、ずっと大切にしたいとか、この曲に出てくる"僕"は言わない。「僕でよかったかい?」ではなく「だって君がよかったんだ」だし、「ただ僕より先に死なないでほしい」だし、歌詞のラストなんて「君といるときの僕が好きだ」だ。君が好き、ではなく、僕が好き。なのに、それなのに、君に対する深い想いが伝わってくる。なんでもないよ、の一言から伝わる気持ちが確かにある。語彙が足りないけれど、ただ愛おしい。こんな僕を人として愛したい。