The Shape of Jazz to Come / Ornette Coleman
Ornette Colemanは渋谷オーチャードホールでライブをやった際に見に行ったことがある。私が唯一といっていい、JAZZのレジェンドで生演奏を聴いたことのあるアーティストだ。
私のOrnette Colemanの印象はFREE JAZZの元祖である。ありきたりで「普通」に埋没されそうな日常に対し、些細な反抗を示すシンボルである。
正常の中にある違和感、だがその違和感が不快ではなく心地よい。たとえ間違っていても、正しい道に導いてくれるような、そんな音楽だ。
#RollingStone誌が選ぶ歴代最高のアルバム500選2020Ver.
417位:Ornette Coleman『The Shape of Jazz to Come』(1959)
左にアルトサックス、右にトランペットがデュエットしている。
真ん中でとりあえずライドシンバルを小刻みに叩き、ウッドベースは申し訳なさそうに小ぢんまりと弾く。
この視覚情報が全てだろう。
ステレオの良さを伝える上で、ジャズは色んなアレンジをしてきた。
当時の人が5.1chサラウンドとか聴くとビックリするやろな。
空間オーディオなら尚更か。
オーネット・コールマンにも聴かせあげたかった。