やがてそのうち冬になって、空気が澄んで、吐く息が白くなる。そう思った時に浮かんだのが米津玄師の「orion」です。星座が見える日々が彼の声のように安心させてくれればいい。
3月のライオンのエンディング曲で、名倉康博さんの手による映像も素敵でした。
ラストの「結んでほしくて」は反則でしょう。
オリジナリティー信仰の否定。
それを突き詰めたアーティスト。
彼は言う。
「誰も見た事も聴いた事もないものしか許さない。俺はオリジナリティー信仰が嫌いなんですよ。」
自分の考え方は彼とは真逆だ。
でも、この価値観を徹底的に突き詰めているアーティストは彼だけだと思う。
彼には回答がある。
「どこかで聴いた事がある。どこかで見た事がある。そういうものをいかに今の自分に響かせる事ができるか?」
この作品から彼はそれを突き詰めた。
彼にはオリジナリティー信仰を否定した上で「じゃあ、どう鳴らすか?」という工夫で満ち溢れている。
自分は真逆の人間。
だからこそ彼の事を尊敬しています😌