ミツメの5枚目(19年作)。
全体的にリズムが軽やかかつなだらか。ノイジーなサイケもドライなファンクも後退した結果、何となくフワッとした上澄みのようなポップソングが残りました。
喪失というよりは時間が経ちすぎて予め欠けているかのような欠落感と、それをほんの少し持て余している倦怠感。朗らかで鈍い感覚には僅かに機微が残っている。そんなボーっとしたムードがあります。
そうしたムードを保ちつつもキラーチューンになっているこの曲は本当に名曲だと思います。"エスパー"という婉曲の極みなタイトルが放つ切なさと、何かエスパーっぽい音に聴こえるイントロや間奏が不思議です。
KOBE SONO SONO ‘23 の思い出 番外編
少し遅めの昼食をとるために、
チーズチキンサンドを買おうと並んでたんやけど、
これがまた遅々として進まない。
そばで演奏してたネバヤンもいつの間にか終わって、かれこれ1時間は待ってたかなぁ。
肌寒い中、少しイライラしてきたところに、
ミツメのエスパーが聞こえてきた。
これまであまりミツメをしっかり聴いてはこなかったんやけど、とても素敵な曲でハッとした。
こういう出会いがあるからフェスってやめられない。
チーズチキンサンドも美味しかった。
腹も耳も満たされました。