折衷が極まりジャンル分け困難な音楽だが、とてもポップ。Kate BushやBjorkあたりの先鋭的なアーティストが影響源っぽいので、出るべくして出てきた現在形の女性SSWといった感じがある。
エレクトロニックなビートをベースに各曲ほんとに自由だが、メロディが印象的な曲が多く、本人の歌も力強くしなやかなので、アレンジ負けしない強靭なポップに仕上がっている。声がちゃんと主役になっているから聴いていて気持ちよい。
高速なビートの上を歌とアコギがグライドするように流れていくこの曲が私の好みだが、人によってベストな曲は全く変わるだろう。