音楽を語る上で、その音が生まれた地域性を無視することはできない。
ミュージシャンが意図するしないに関わらず、必然的にその空気が滲み出るから。
リバプールの音、ニューヨークの音、ナッシュビルの音、東京の音、明らかに違う。
そこで(CKBは1つの解答だとしても)、我が横浜のサウンドって何だろうとずっと考えている。
I'm So Gladの原曲はSkip James、カップスのは多分Creamのバージョンをベースにしたと思われるけれど、
この曲は横浜のフィルタを通ってるのが分かるんですよ。本牧的なカッコ良さ、ガイジンコンプレックス、古い商店の蚊取り線香の匂いと湿っぽい夏の風。港湾地帯の殺伐さ。